温度湿度管理

ピアノ画像ピアノは温度管理・湿度管理が大切です。ピアノにとって良い温度・湿度と言うのは20度±5度、60%±10%と言われています。ただ、これはあくまで理想と言うことで、絶対にこの条件でなければいけないと言うことではないです。生活してうえで最大限、気を使っていただくと言うことだけで、ピアノの状態はずいぶん違います。例えば、

●天気の良い日はお部屋に風を通していただく
●雨降りの日は、必ず窓を閉めていただく
●窓が結露しているときは、厚手のカーテンをきちんと閉めていただく

とにかく、湿気ないよう気をつけて下さい。故障の原因No1は湿気による故障です。

湿気による故障の初期症状ピアノ画像●鍵盤が上がってこない
●音が出ない or 時々出ない
●連打がきかない
●音がこもる

このような症状が代表例です。初期症状のうちに、担当調律師に見てもらえば、大きな修理代もかからず完治しますので、早めに連絡してあげてください。重症化すると、修理代が高額になるのはもちろん、修理後も完治せず何度も同じ症状が出ることもあります。

朝日楽器では、友の会会員の皆様は、このような修理は無料で何回でもご利用いただけます。出張料も修理代も発生しない便利なシステムがありますので、対応可能範囲の方は是非ご利用下さい。(当店購入のピアノ以外でもOKです。ただし、定期調律は必要です)

湿気対策

乾燥剤ピアノの乾燥剤はある程度の湿気を取ってくれます。ピアノの湿度変化を軽減してくれるので入れておくと無難だと思います。乾燥剤を入れる入れないは、もちろんお客様の判断ですが、その分普段の湿度管理を十分してもらう必要があります。

当店では1つの乾燥剤と防虫剤を入れることをお勧めしています。防虫剤はピアノ内部によく使われるフェルト類を、セーターなどを食べる虫から守ります。注意が必要なのは、必要以上(2個以上)の乾燥剤が強制的に(当たり前のように)入れる販売店、メーカーがありますが、95%以上のご家庭は1つで十分です。一度確かめてみてください。余分な費用が発生している可能性があります。そのような場合は、良心的な楽器店や個人の調律師にお願いした方がよいでしょう。

除湿機輸入ピアノをお持ちの方は必ずご使用下さい。湿度の多い日本では、除湿して湿度管理しなければ正常な動作をしない恐れがあります。それと乾燥剤だけではどうしてもピアノのアクション部が湿気てしまう国産ピアノをお使いのご家庭も必要になります(乾燥剤を2個使用する手もありますが、すでにそれくらいでは効果がないことが多いので1つでだめなご家庭は除湿機の方が良いでしょう)。除湿機も、湿度管理機能付の除湿機をお勧めします。

一定以上の湿度になれば自動で除湿し、湿度が下がると自動で止まります。除湿機の位置ですが、グランドピアノの場合ピアノの下には入れないで下さい。響板部分に直接暖かい乾燥した空気があたりっぱなしになると、響板割れや、駒浮き、響棒剥がれなど、重大な故障につながります。少し離して、直接風が当たらない距離を保ってください。

ピアノの内部に入れる除湿機2万円程度の定価で販売しています。ただ、当店ではあまり効果がないように思われるのであまり勧めていません。データー的には効果ありですので興味のある方は購入してみてください。取り付けが必要ですので、当店もしくは、お近くの販売店に相談してみてください。

あくまでもこれらのものは、除湿の手助けをするものであり、基本的には湿気ないよう注意をしていただく気持ちの方が大事なことが多いです。ピアノは外部から見れば頑丈ですが、内部は精密に出来ていますので日々の管理が大切です。

ピアノの置き場所

ピアノの置き場所はどのようなところが良いのでしょうか冷暖房器具からは出来るだけ離して置きます。

エアコンエアコンの位置からは出来るだけ離した方が良いでしょう。また、エアコン正面も風の影響を受けるため出来れば避けましょう。どうしても真下や正面にピアノを設置する場合は、風の向きに気を配り風が当たらない風向きに変更しましょう。特に暖房は直接当たると内部が結露して故障の原因や錆びの原因になりますので気を付けて下さい。また、設定温度は冷房は高めに、暖房は低めに設定する方が、温度変化が少なく調律の保持が良いです。

ファンヒーター ストーブ冬場の暖房器具は、夏場の冷房よりも気を使います。ただ、エアコンのように固定ではなく、移動できるので、ピアノから離し風が直接当たらないように横を向けて使用します。電気ストーブも同じです。少し近づけても構いませんが、直接熱源が伝わらないようにしましょう

ガスストーブ 蒔きストーブガスストーブ、蒔きストーブ共に辞めていただいた方が賢明です。まだ、ガスストーブの方は設定温度を低くして弱運転くらいでして頂くと大丈夫でしょうが(・・・それでは、あまりガスストーブの意味がないかも知れませんが・・・)蒔きストーブはピアノを破壊します。強力な熱源ですので必ず悪影響が出て、維持管理は難しいでしょう。

床暖房床暖房は、過乾燥になりやすく調律の保持も難しいです。ピアノの下は床暖房を抜いてもらうのが良いですが、どうしてもつながっている時は、熱を遮断するパネルを敷くと良いでしょう。

出来るだけ直射日光の当たる場所は避けます。
窓際は外気の影響を受けやすく、あまりピアノの置き場所としては適していません。・・・が住宅事情でそのような場所になることも多いのが現状です。夏場の直射日光はかなり高温になりますので、そのような場合にはカーテンを閉めてあげてください。特に木目(家具ピアノ)は色あせすることがありますので、特に注意してください。冬場に窓が結露しているときは、厚手のカーテンを閉めて悪影響を最小限にして下さい。

隣接する家に鍵盤部分を向けて置きます。
ピアノの音は背中にあたる、響板部分から一番出ます。そのピアノ背中をご自分の家の外壁の方に向けると外にもっとも音貫けします。ご近所への音漏れを気にする場合は、家の内側にピアノの背中を向けましょう。

寝ている場所はなるべく避けます。
大きな地震が来ればピアノは転倒します。アップライトピアノは鍵盤側にこけるか、滑って走ってきます。グランドピアノは足が折れます。アップライトピアノで200キロちょっとグランドピアノは300キロを越えます。これでは命の危険性も十分あります。和室へ置く場合など、どうしてもピアノの前で寝られる方は、地震対策のピアノ専用器具をお勧めします。条件によってはご自分でも設置できるタイプのものも販売されています。大体定価で3万円位です。専門業者が設置するタイプのものは2.5万円ちょっとの定価ですが、設置料が発生します。これは、扱い業者によって違うと思いますので、お近くの楽器店などにお問い合わせ下さい。ピアノにビス止めが必要なものなど、大掛かりなものもありますが最近のものはビス止めなしでOKですので、そのような器具をお勧めします。

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